自分も含めて、クルマやバイクって見た目にこだわりますよね。
「これを選んだ俺、私」みたいな世界ありますよね。
雑誌に出ちゃったりして。「ジープと俺」「ヴィンテージバイクと俺」という価値観。
でも、誰がなんといおうが、ダサいと言おうが、憧れられなくても、この走りが好きなんだよね。乗り心地が好きなんだよね。
という選び方をするとしたら、あなたは何を選びますか?
たとえばクルマなら、先ほど8代目を大人げなく批判してしまいましたが、7代目ゴルフ。
8代目が登場してわかったのは、走りの性能を際立たせる、無駄のないデザインだなと。
所有してることで「ゴルフ持ってる俺」と自慢したり、雑誌に載ったりしない車ですよね。
だからこそ、オーナーもなんかかっこいいのかも。
この伊藤かずえさんのシーマ愛も凄いですね。
30年浮気せず、他のシーマからの部品を貯めたりしながら乗り続ける。ほんと凄い。
ピンクレディーのMieさんも古いカブリオレベンツに乗り続けています。たぶん1998年に購入されたメルセデス・ベンツ 230S L K コンプレッサーです。今現在は不明です。
要するにですが、今古いクルマを買うのではなく、買った当初は新車だったけど、長く乗り続けて旧車になった…みたいなのって、少し尊敬しますよね。
だって、見た目はさておき、走りに満足しているから乗り続けているわけであって、クラシックにしたいとか思ったわけでもなく、ヴィンテージを狙ったわけでもない。
そういった満足できるクルマを、今の新車で考えるとどうなんでしょう?
7代目ゴルフの他には、マツダロードスターは満足度が高そうですね。
現行パンダも二気筒で満足度高いようです。チンクも同じエンジンですが、どちらかというと外装内装が人気ですね。
乗ってないのでなんともいえませんが、話題のプジョー208も走りの楽しさが評価されたのかもしれません。
こうして考えてみると、昔のたとえば日本車に比べて、「走りがいい」という新車はあまりないのかもしれないですね。
快適性だったり、エンジンフィールを感じないようにする、揺れない技術が成熟してきたせいでしょうか。軽自動車のほうが軽快で素のままだったり。スイフト、コペンあたりはオーナーの心をがっちり掴んでいるかもしれません。
一方、バイクはどうでしょうか。
純粋に走りが楽しいバイクとは、何でしょうか。
わかりません。
のんびりゆったり流すのが気持ちいいクルーザーもあれば、曲がるのに一体感があるスポーツ系もある。
個人的にはクルマもバイクも軽量で中排気量が楽しいではないかと思いますが、そうなるとバイクは250から400ccあたりでありそうな気がしますが、CB400SF(スーフォア)などは、もう長い間デザインを変えていないので、見た目で自慢したりすることもありません。なので、このバイクを選ぶ人は、本当に純粋に楽しさやエンジンフィールを求めている可能性が高いです。
そういう視点でスーフォアオーナーを見てみると、かっこいいですね。
https://www.autoby.jp/_ct/17417978
ホンダは他にもCB250Rや400Xあたりがあります。
いや、他メーカーも海外ブランドもたくさんあるのですが、少しでもデザインが主張気味だと対象から外す。となると、限られてきますね。
乗り味を愛し、これからも長く愛せるクルマやバイク。
興味は尽きません。