映画『ブエノスアイレス』からスチル撮影に参加したウィン・シャ。当時、知識がなかったために、防音の箱がなく、映画撮影中は撮影ができなかった。そのため、撮影にカットがかかった直後から撮影するようになり、それが今のスタイルになったという。
今回の動画は『【BMW】KYOTOGRAPHIE Wing Shya(ウィン・シャ)展 One Light, Different Reflections ~一光諸影 <エピソード1>』。
公式チャンネルよりプロフィール
『ブエノスアイレス(原題:Happy Together)』『花様年華(原題:In the Mood for Love)』『愛の神、エロス(原題:Eros)』『2046』とウォン・カーウァイ監督映画のスチール撮影に携わったウィン・シャが、作品を交えて、撮影時のエピソード、ウォン監督から受けた影響について語る。 1964年香港生まれ。カナダのエミリー・カー美術大学で美術を学んだのち香港に戻り、デザインスタジオ「Shya-la-la Workshop」を創設、数々の賞を受賞する。1997年、映画「ブエノスアイレス」にて、映画監督であるウォン・カーウァイより専属フォトグラファー兼グラフィックデザイナーとして指名される。その後、映画「花様年華」「愛の神、エロス」「2046」と、コラボレーションが続いた。 映画監督としても名を馳せているシャは、カレン・モク、ジャッキー・チュン、ヴァネッサ・メイなどのミュージシャンらとミュージックビデオでのコラボレーションを経て、2010年春、大ヒット映画「ホット・サマー・デイズ」で監督デビューを果たす。2011年秋に続編「ハッピーイヤーズ・イブ」を公開。また、2006年には美術に立ち返り、森アーツセンターギャラリーで個展「ウィン・シャ エキシビション」を開催した。その後ニューヨーク、イタリア、香港などで個展を開催。また、i-D(イギリス)やNumèro (フランス)など、世界各国の名だたるファッション誌やルイ・ヴィトン、マルタン・マルジェラなどのブランドのヴィジュアルも手がけている。