日本でのフィアットはチンクやパンダ、500Xといったポップなイメージだが、世界的にはTipoという落ち着いたクルマもある。
プレミアムではないけれど、チープさを払拭したのがTipo。
この落ち着きは、家族での生活に豊かさをプラスするイメージだ。
映像はイギリスオックスフォードを走るTipoの姿。
買い物、ミュージアム、駐車といった各シーンのTipoの姿を見ることができる。
内装はお世辞にもパーフェクトとは言えないが、外装はプレミアム感もある水平基調。
曲線や凸凹感も随所にあって飽きがこない。
フード(ボンネット)の縦線はスポーティで、グリルはモダン。
グリルのシグネチャーの曲線も油断なく美しい。
フォグライトのデザインも現代的で大きく、古くささはまったくない。
ライトはグリルから続く水平ラインで厳しい目つき。それが大人の雰囲気を醸し出している。
そんな大人感もありつつ、安い。そのために生産拠点をトルコにしているらしい。
Tipoはもともと、1988年ごろから製造が始まったモデルで、今回のモデルは2015年に発表されたエーゲ(トルコでの名称)。
セダンから始まりハッチバック、ステーションワゴンという展開があり、ゴルフを意識しているようだ。
こちらはピクニックに出かけるティーポの映像。
下は雨の日のティーポ。色がしっとりしてより一層落ち着きを増している。
さらに場所はフランスなので、フランスの片田舎に佇むグレイのティーポを見ることができる。
日本で販売されていないのが本当に残念。
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