海外メディアでは今年投入予定のホンダ・クラリティ・エレクトリック(フルバッテリーエレクトリック)について、航続距離は80マイルだと報じている。
キロに換算するとおよそ129キロということになる。
マイルでは他のEVのe-Golfで125マイル、リーフで107マイルなので、それよりも低くなる。
カルフォルニアではシボレー・ボルトEVの期待値が高く、238マイルという航続距離。
それに比べると物足りない…というのが北米ホンダのアナウンスを聞いた各メディアの反応だった。
ただ、価格は35,000ドル(400万円)からスタートし、比較的購入しやすい金額に設定されている。
航続距離をより増やすと、バッテリーはより重くなり、高額になる。ホンダとしてはそれを抑えたかったようだ。
また、シボレー・ボルトEVは5ドアながらコンパクト(値段は29995ドルから)。クラリティのような室内の余裕はない。
ホンダとしては北米市場ではもちろん大きいサイズが受け入れられるし、クラリティで80マイルならまずは受け入れられるはずだと予想している。
しかし、広い国土に短い航続距離は果たしてユーザーにどう受け入れられるのか。
急速に拡大するEV市場に合わせて、ホンダは柔軟に対応していく姿勢をみせている。
海外メディアの記事
http://www.autonews.com/article/20170227/OEM05/302279968/honda-settles-for-an-80-mile-ev
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