カムリのサンルーフをアピールCMかと思ったら、そうではなかった。
カムリは他の北米CMでもそうであるように、エンジン音を響かせて山道をいく。
スポーツカーようでありながらハイブリッドであるという、欧州勢がやりそうなことをトヨタがやっているのだから、サウンドは絶対的に売りなのだ。
それでいて、燃費は欧州勢のハイブリッドがまったく相手にならないほどいい。
だから、グラツーに夢中のように黙って座っている運転手のお父さんは、走りを楽しんでいる。
後ろに座っている少年にとっては、空が見えることがありがたい。
車に乗ること自体が、社会勉強、里山巡りのフィールドワークのようだ。
そして前を走るトラックは道に立つ鹿に急ブレーキ。
カムリはセンサーを使い、自動ブレーキを発動する。
少年は鹿を見て、微笑む。
カムリはいいクルマだ。と、なぜか納得してしまう。