レブル1100はミニマリズムを継承する。スロットルはワイヤレスへ。そしてオートマモデルも登場。
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レブルは250も500もミニマリズムのコンセプトがあり、他のバイクに比べて見た目はもちろん、メーターまわりなどごちゃごちゃしているものがないのが特長です。
新たに発表された1100もそのコンセプトを継承していますが、「大型車並みの豪華装備をつけない」といった試みもあるといいます。でもです。最新装備によってミニマルになるものがあり、その一つがスロットルバイワイヤシステムの搭載。
これは、ワイヤによってスロットルの開閉を認識する従来のシステムから、電子センサーにしたもので、そのおかげでスロットルまわりがまずすっきりします。
そして、この装備のおかげでクルーズコントロールを可能にし、ウイリーコントロール、トルクコントロール、4つのライディングモードの切り替えさえできます。
やはりそれなりに大型車並みの最新装備がついています。
驚きはレブルがオートマ車になることです。
クラッチが2段式(ディアル・クラッチ・トランスミッション)のモデルがあり、このモデルなら、フォルクスワーゲンのクルマのように、常にどれかのクラッチが繋がっているため、スムーズに変速できます。
つまりはオートマです。
このあたりはレブル1100の元となっているアフリカツインと同じで、アフリカツインの場合はATモードとMTモードが選べ、ATモードはもちろんクラッチ操作不要。さらにATモードではDとSが選べて、Sはスポーティな変速になります。MTモードでは、シフトダウンスイッチ、シフトアップスイッチによって、クルマのオートマ車と同じような変速ができるのも特長です。
ほぼクルマと同じと考えれば、エンジンをかけたあともクラッチを掴む必要はなく、S-D-NのボタンをDにする。
そしてアクセルを回すだけ。
まさに、フォルクスワーゲンやフィアットが使っているDCT(フィアットはデュアロジック)と同じです。
ちなみに、スクーターなどに使われているのはCVT(ヴェルトマチック)で、クルマのCVTと構造は同じです。
『レブル1100 デュアルクラッチトランスミッション(DCT)』は2021年3月11日、『レブル1100』は5月13日に発売予定。レブルのようなモデルでオートマを選ぶのか選ばないのか、悩ましいところです。