2025年8月18日午前(日本時間)、レクサスは公式動画を公開し、カリフォルニア州ペブルビーチで現地時間8月15日(金)に開催される「ザ・クエイル、モータースポーツギャザリング」において、新型コンセプトカー「LEXUS Sport Concept」を披露することを発表しました。
今回登場した「LEXUS Sport Concept」は、先進的かつ革新的なデザインを採用しながら、伝統的なスポーツカーらしさを受け継ぐ次世代モデルです。ワイド&ローな2ドアプロポーションは、高い動的性能とエモーショナルな走りを予感させます。
デザインの特徴
- フロントライトとグリルシグネチャー:フロントフェンダーに沿って伸びる新しい意匠を採用。
- リアデザイン:N字型リアライト、大型リアディフューザー、可動式リアスポイラーを装備。
- サイドミラー:従来型からカメラ式へ変更。
- ルーフ:空力性能を高める小型テールフィンを追加。
- エグゾーストパイプ:外観上は見当たらず、電動モデルの可能性を示唆。
リアエンドの三角形モチーフは、名車「LFA」のエグゾーストを想起させるデザインとなっており、後継モデルの存在を強く意識させます。量産モデルでは「LFR」という名称が採用される可能性も報じられています。

EVかV8か、二つの方向性
エグゾーストが確認できない点から、このコンセプトカーは2021年に発表された次世代電動スーパーカー「エレクトリファイド・スポーツ」を進化させたモデルと考えられます。一方で、7月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードではV8サウンドを響かせるGT3プロトタイプも登場しており、将来的には EVスーパーカー と V8搭載スポーツカー の二本立てが計画されている可能性があります。
GT3バージョンは2026年3月の世界耐久選手権(WEC)でデビュー予定で、ロードカーと基本デザインを共有する必要があります。そのため、量産スポーツカーにもV8エンジン、あるいはハイブリッドシステムが搭載されると見られます。

現行モデルの行方
なお、現行のレクサス「RC」「RC F」は2025年後半で生産終了となる予定です。レクサスのスポーツカーラインナップは大きな転換期を迎えつつあります。
「LEXUS Sport Concept」は、ブランドの未来を象徴する一台として登場しました。ペブルビーチでの実車公開とともに、レクサスが描く次世代スポーツの姿がいよいよ明らかになろうとしています。





