カムリのフルメイクオーバーが話題になっているが、このクルマのイメージは日本と海外で大きく違う。
日本では年配向けのセダンであり、マークXと同じセグメントのプレミアム感のあるクルマ。
一方、北米では15年間にわたり乗用車販売トップに君臨する大きなセダン。名前はキャムリ。
2018キャムリとして8thジェネレーションが北米でも登場したが、内装はステッチの良さや白で統一されたさわやかさなど感触が良く、新グリルとスポーツモデルのグリルの評判もいい。
ビデオで述べられている悪い点はベーシックモデルにおいてグーグルマップをナビ画面に表示できないこと。
コメント欄にも現オーナーから、「アップルカープレイとアンドロイドオートが使えないなんて…」と失望の声。
逆に、「とても美しい。はやくディーラーで見たい」という絶賛の声も。
「まだ駄目だな」とデザインを酷評する声もある。
こちらのビデオだが、森の中に佇むキャムリもなかなか。
このクルマを「家族向きの大きなセダンで、エコノミー」として捉える人は多く、今回はハイブリッドも加わったので、さらにエコ性能が引き上がっている。
日本ではあまりドイツ系のプレミアムと同列で語られることのないカムリだが、アメリカではキャムリは何より有名だ。
デザインもベーシックモデルは落ち着いていて、ライト内の意匠が退屈なのを覗いてプレミアム感もある。
国内販売は現行車(7th)が2011年にピークで1万9000台。昨年は約4900台だった。
今回の新型はターゲットを60代から50代に下げたが、これはアメリカのターゲットとは大きく違う。
夏に発売されるアメリカではハイブリッド、4気筒2.5リッター、V型6気筒3.5リッターガソリンの3種類で、走りも十分楽しめる。
注目している人たちも決して年配だけでなく、30代以上に関心を持たれているクルマだ。
北米の現行車のイメージはこんな感じ。
フォグランプがデザインとして効いていて、グリルもメッシュでかっこいい。
ライトも今より今風。
一方、日本のサイトで始まった新カムリのイメージ。
カムリらしくないデザインにしたそうで、カムリとして個性を出すほどのデザインではないが、スタイリッシュであることは間違いない。
メディアはカムリがルーミー(室内空間性に優れている)であり、今回屋根は下げたが、椅子も下げたことで室内空間は保たれていると評価している。
欠点は燃料タンクが小型化したこと(17ガロンから13ガロン ハイブリッドのことか?)。
いずれにしろ、トップセラーミドルセダンだけに新型に関する好奇心は強い。
最後にプロモーションV。