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ヤマハヨーロッパがXSR700のオフィシャル映像公開2022 Yamaha XSR700: Features & Benefits

ヤマハヨーロッパがXSR700の公式映像を公開した。

コンパクトをテーマにクールさを引き出した新デザイン。ライトまわりの質感をアップしてライバルとの差をつけている。

ライトサイドの部分は実際はマットブラックで、トライアンフのような少しチープなシルバーとは違う。

ライトはもう少しはっきりとしたLEDの使い方もできたかもしれないが、シンプルにまとめているということか。

スティールフレームとフロントフォークが映像では色づけされている。

ヤマハの過去モデルからインスパイアされているカラーとグラフィックス。

カラーバリエーション。

なぜ鉄フレームなのか?

XSR900、MT-10は高剛性アルミフレーム。でも、MT-07、XSR700は最初からあえてスチールフレームで設計されている。

それはなぜか?

レースの世界では高価なアルミフレームが主流で、そこに変化はない。

新型XSR900も目立つ太いアルミフレームがデザインの一部としても効いている。

高価でも軽量化を実現するアルミニウムはサーキットや峠で重宝されているが、最近、またスチールを使う車種が増えてきた。

それがXSR700だが、ホンダのCB650R、CBR650Rもあえて鉄フレームが採用されている。

これは、鉄が持つ特有のしなりを、どこでどのくらい発生させるか、コンピュータによって分析が可能になったため。

だから、メーカーが理想の「しなり」をバイクに与えることができるようになったのだ。

そして、安くてしなる鉄は、カスタマイズやマイナーチェンジがしやすい。街乗りが楽しい。

というわけで、また見直しが始まっている。

ホンダのCB1000Rは、新鉄フレームの中でもトップを走るもので、「モノバックボーンフレーム」と呼ばれる。

「しなり」をしっかり出すために、素材を高張力鋼にして、スイングアームの取り付け位置を工夫しているほど。

背骨のようなフレームにエンジンを吊り下げているようなシェイプになっている。

この「しなり」「しなやかさ」を一般ユーザーがどこまで味わえるかはユーザー次第だけども、新しい楽しみのひとつになっている。たとえばタイヤの設置感が伝わりやすくなったり、それで操りやすくなったりする。

国内に導入する前はアルミだったというから、こだわりが感じられる。

オフィシャルより

最後にサウンド。CP2(クロスプレーン2気筒)エンジンという強みを持つXSR700。デザインはヨーロッパを強く意識していて、日本もアメリカも関係ない。

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