ゼロエミッションのモビリティが連続で登場するメルセデスのイメージCM。
フォーミュラEだが、16日、「撤退」の報道が出た。
正式なものではなく、数日中に発表されるらしい。トト・ヴォルフがそう言っているらしく、あくまでメルセデスが自身の車やテクノロジー、ビジネスにメリットがないプラットフォームは採用されないという。
わずか2シーズンの撤退だが、同様に電動化を進めるアウディとBMWはすでに撤退を表明している。
EQブランドのクルマに電動キックボードを積んでお出かけ。
エコなEVにレースの場は必要ないのか…。
ちなみに、日産は2026年までの長期契約をフォーミュラEと結んでいる。
ドイツ勢以外にも多くのワークス参加があるフォーミュラEだが、懸念しているのは、メディアがまったくフォーミュラEについて報じないこと。
F1は依然人気で、視聴プラットフォームもあれば、ファンもいる。
ドライバーは頂点としてそこを認識している。
アウディが撤退した理由は、EVによるダカールラリーに挑戦するため。
そして、BMWはフォーミュラEから市販車への技術転用が終わったため。
これは、フォーミュラEが開発予算を抑えるために、10年前と言ってもいいような古い技術を使っているかららしい。
素人的にはこうも思う。
複雑な技術を要するF1のようなハイブリッドではないので、どこで速さを出すのかというと、シャシーやドライバーの腕ということになるのが問題なのかもしれない。
電気の部分、バッテリーの部分を各メーカーが開発しているわけではないので、独自のパワートレイン色がF1のように出てこない。
一時期はF1は時代遅れになるからフォーミュラEと合併したほうがいいのではないかという話もあったが、今は混沌としてきている。アウディのBMWの撤退表明後もフォーミュラEをかばい続けてきたトトが撤退を認めたのであれば、未来はそれほど明るくない。