10月20日に公開されたMX-30オンラインイベントの映像。
Mazdaでは同じみの竹内都美子さんがMX-30の開発主査として登場し、広島の美しい海辺を想定したMX-30の使い方を紹介している。
「リフレッシュする」「心を整える」というマツダの男性開発陣からは出そうにない言葉がMX-30の開発コンセプトにあり、美しい風景を見に行くといった使い方もコロナでより一層支持されそうだ。
ただ、東京近辺にはなかなか観音開きを開けて「海の見える丘の芝生の上に車を止める」シチュエーションはない。
インテリアに関しては、実際に過ごしているリビングにプラスチックや樹脂があるのかというとないので、自然素材などを使うようにしたということで、これも従来の作り方とは違うことを強調している。
また、開発時にソファーに座ってもらう空間のようなものを意識して作ると、自然と空間の大きさが必要になってクロスオーバーになったという。
マツダとしてはスポーティで骨太なシリーズが続いていて、CX-5までは男が好きになる内装だった。
それが、Mazda3とCX-30から女性目線も取り入れニュートラルとなり、MX-30は少し女性寄りになっている。シフトノブは従来のものから完全に脱却し、皮カバーもなくなった。
少し前のアクセラなら、サイドブレーキは大きく、ロードスター同様大きなカバーがついていた。これがスポーティさを演出していた。
また、デザイン優先で室内空間の確保を二の次だったが、CX-8、CX-30、MX-30でははっきりと空間の必要性を開発陣は感じているようだ。
走りを楽しむという姿勢は崩さないが、実は長いことマツダはスポーツモデルを設定していない。アクセラやアテンザのスカイアクディブエンジンで圧縮比をギリギリまで責めたのも、環境性能を上げるためだった。ターボ設定も国内ではない時期があり、今も積極的ではない。
インテリアやカラーでの若手女性デザイナー等用なども速い時期からやっていて、それがこのMX-30に繋がっているのかもしれない。