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メルセデスAMGデザインの裏側をみせるオフィシャル動画公開。

AMGデザインの裏側をみせるオフィシャル動画が公開された。今回は5回目。

フィリックス「今、シュツットガルトのカフェバー、Apothekeにいます。それで今日はエクステリアデザインについて語ろうと思います。会うのはAMGデザイン部門のVitiです」

Viti「外での仕事お疲れ様。どう気分は?」

「最高です。あなたは?」

V「悪くないね。外で会えて嬉しいよ。今日はチームで気分転換して発想の転換をはかりたいんだ」

「いつもいろんな場所を使うの?」

V「いつも同じ場所じゃないね。今日はこのバーなんだ。インスパイアを受けることが大事だからさ。違う影響を受けたいんだ。珈琲飲む?」


「おお。もうすでに仕事してるね」

「はい。もうブレインストーミング(自由なディスカッション)をしてるんですよ」

「僕も小さいころから車オタクで、ずっと車の絵を描いていたんです。誰も思い浮かばないような」

紙を出される。

「恥ずかしいな。たいしたことなんだけど…。君はいつから?」

「10年生のときからかな。進路を決めなくてはならなくて、車のデザインをしている友人がいて、これだって思ったんです。でもほとんどの人がどうやって車のデザインを学ぶのか知らない」

「いいポイントだね。なぜなら、自分もそうだったし、たどり着けるとは思わなかった」

「アイディアある? あなたはスケッチをして、それを3Dモデルに変換するんだよね。それでオリジナルアイディアを持っている人…そのプロセスを一緒に進めて頭の中にあるモデルを具現化するんだよね」

「まず最初に、全部のスケッチを集めて、CADで肉付けする。もちろんこの時点ではリアルではない。リアルモデルはほんとに違うので。でもプロポーションやアングルが正しいかを見ることができる。それからモデルを作るんだ」

「それも面白いね。すべてのプロセスはどんどんデジタル化されている。でもまだフルサイズのクレイモデルが必要なんだよね。絶対に」

「どれくらい時間がかかるの? 全部で3日くらいかな」

「競争だけど彼らはチームとして働くマインドがある。最近はほんとに強くなっている」

「結局は良くなるんだよね。プロダクトに対して何かをしているのであって、人にじゃない」

「ポジティブだね」

「ポジティブなコンペティションだね。互いの限界まで押し上げるための」

「それでベストなひとつを選んでゆく。みんなこの会社で働くことに誇りを持っているからね。誰が勝とうが関係ないんだ。ここにいる彼らはそういうマインドを持っていて本当にクールだし、素晴らしいと思うよ」

「そうするとフィードバックを得られるし、与えられる。だからクリエイティブな雰囲気が機能するんだよね」

「その環境はとても興味深いね」

「それは一般的なオフィスとはまったく違うよ。オフィスを案内するよ」

「じゃあ今向かうのはどう?」

「じゃああとで会おう」

「お金払わないと。君?それとも僕?」


「これはほんとに車輪のある芸術だね。見た目だけじゃなくて、音もそうだし、感じるんだよね。これはほんとうに印象的だといわざるをえないね。あなたはAMGエクステリアデザインのエグゼクティブで、リーダーになるための強いキャラクターを持つような特別なチャレンジはあるの?」

「そうだね、彼らを別々に導くことだね。彼らはモチベーションを上げたいけど、どのようにデザインを描くかとか、何をするなとかは言われたくない。僕はこの強いチームにいれて幸せだよ。互いに完璧にフィットしてるからね。たとえ競争していてもチームなんだ。一緒にやり抜けるし、アイディアをプッシュして、意見を出し合う。同じ未来をターゲットにしているんだ」

「それで時々一緒に出かけて外で仕事をするんだね」

「そう。実際にAMGに来る前に互いに知ってたりするしね」

「デザインスタジオでは何が見れるのかな」

「たくさんの車のカバーが見れることは間違いないよ。あとはGT3かな。微調整中だから」


「ここがあなたの帝国ですね」

「まずはGT R PROからだね」

「どんどんシャープになっていく。何が起こってるんだろう?」

「ピートが仕事してるね。今グラフィックの仕上げをしてるんだ。ほんとに細かい小さい部分をやっているね。小さいな変化だよ。見ての通り、テープでやってるんだ。いろんな場所で出たアイディアがここでリアルになる。ここにはクレイモデルもあるし、完成したモデルもある。わかってるよフェリックス! これは駄目なんだ」

「ちょっと覗くだけだよ」

「駄目だよーカバーしか見れない」

「彼らはスケッチしてるのかな」

「そうだね。いくつかのディティールを解決しないとね。テープをして、モデラーに伝えるんだ。モデラーは実際に掘ったりする。今日はインターンシップのカイがいるよ。スケッチしてるね。彼のコンセプトを小さいモデルにしている」

「スケッチして、モデリングして」

「4分の1モデルを作ってからフルサイズを作る。今GT3のCADをやってるみたいだから、行ってみる?」

「最高だね」


(更新中)

「ハイ、デイブ。フィリックスが来たよ。エクステリアデザインの内側を観にきたんだ」

「君の仕事は何をするの?」

「デザインのデジタル部門の責任者で、Vitiのデザインをベースに表面を作っていく。すべてが数学的に正確を確かめ、シンメトリーか、正確なキャップかなどを確かめる」

「デザインから変換していくということだね。デザインとエンジニアリングの橋渡しのような」

「表面をスキャンして、すべてのバグを直すんだ。最後には素晴らしい結果になるよ。ところで、GT3に何か問題があったみたいだけど」

「ええ。フロントのエアにもっとスペースが欲しいそうです。ということは、フロントグリルを少し増やさないとです」

「OK。(移動して)これはデジタル化したもの。前に観たことがあるはず。リアルカーのものだからね。それでここに微調整が必要みたいだね。ここだよね」

「そうです。どっちにしても違いはないので、高くするか横広にするかですね。2、3センチです」

「それはデザインを損なうね。駄目だ。美しくしないと。彼はデータをフィニッシュする一方でより美しくもしてくれるからこれでオーケーだと思うよ。すごく強いデザインだし、大きなグリルと大きな口を持っている。限界までひろげると、これがもっと強くみせるんだよね。デイブ、あとでフィードバックするよ」

「これがあなたの話していた衝突だね。もし誰かがあなたの「子ども」の形を変えたら」

「でも同時に、重要な最後の結果になる。一人でやっているわけじゃないから。会社全体のことだから。このプロダクトにすべてを集約するんだ。さあ次の場所へ行ってみよう」


「さあここからはチャレンジタイムだよ。ネリが何かを用意してくれてるんだよね」

「彼女がね。リアルなクレイモデルではないよ。とても小さいやつだ。5分間チャレンジっていうのをやりたいんだ。それで、マテリアルが何なのか理解してほしい。それで彼女の仕事を理解してほしいんだ。君は小さなクレイモデルで、どれだけ早く形と結果を得られるか理解できると思う」

「こちらがネリだ。いつも彼女はスケッチを見てクレイモデルを作っている。君はこのスケッチから5分で作ってみてほしい。ここにブロックがあるだろ。じゃあ5分後に!」

「ガイズ! 5分たったよ」

「もう? 終わりに近づいてさえいないのに」

「オー、まだ石けんみたいだね。比べてみよう。小さいモデルだけど、アイディアを具現化するのは素晴らしいだろ」

「ほんとに。手が汚れるのも好き」

「この削りくずをみてよ。働いたね」

「人々は魂をここに注入し、車は生まれる。プロダクトが生まれるんだ。楽しかった?」

「もちろん! 今日はありがとう。僕はここに残ってこれを仕上げるよ」