ジュネーブモーターショウのインフィニティの目玉はQ60のプロジェクトブラックSコンセプト。
ルノーのスポールF1チームとの共同開発モデル。そのため、パリのルノーF1エンジン開発本部で生まれたという。F1技術で開発されたデュアルハイブリッドエンジンが生む馬力は500馬力。
下の発表動画では、日産CCOの中村史郎が登場。
「私も隣にあるルノーF1のデザインを見て興奮している」と感想を述べた。
F1で鍛えられたエネルギー回収技術をそのまま使ったデュアルハイブリッドエンジンの搭載は世界初だという。
動画でマイクを持ったインフィニティ社長ローランド・クルーガーが語っているのは以下の通り。
「私が興奮しているのはバレバレだと思うが、この通りこの車はグレイトだ。名前をあげなくてはいけないのは、ロンドンのインフィニティデザインチーム。インテリジェントな仕事を中村史郎氏としてくれた。プロジェクトブラックSのフロントビューには我々のマインドを注入し、ブランドの方向性を明確に打ち出した。ユニークで飛び抜け、インフィニティとルノーフォーミュラワンのパワーを表現する。また、技術の先進性も入れた。ルノーF1のドライブトレインのフィロソフィーだ。エネルギーのリカバリー技術も存分に盛り込んだ。このプロジェクトはごくシンプルで、明日はまたもっと他の驚きも披露したい。隣のQ90もすごい馬力だし、いい仕事をしてきた。いろいろ話したいが、その前に中村史郎氏を紹介したい。インフィニティの優れたデザインの裏には必ず彼がいるんだ」
中村史郎「こんばんは。私たち、デザイナーはこのパフォーマンスカーのデザインにとても興奮している。隣の新しいF1カーのボディデザインやカラーリングにとてもインスパイアされた。実際にF1が好きでよく行くんです。気に入ってくれると願っています。成功させなきゃね」
こちらはQ50のワールドプレミア。
ローランド・クルーガー「我々のテクノロジーはクラスをリードする我々のテクノロジーである自動運転技術やステアバイワイア、完全に新設計のエンジンV6ツインターボを搭載した。インフィニティにおいて、カスタマーは我々の技術を通して彼らの旅と経験を与えようとしてきた。先進的な我々の技術、プロダクト、サービス、シンプルな運転のパッションで。インフィニティは自動運転のパイオニアでもある。ダイレクトアダプティブステアリングを2013年にQ90で初めて採用し、今回はレーンコントロールも加えた。我々はそういった自動運転技術をプロパイロットと呼んでいる。ドライバーの必要なときに自動にし、運転が必要なときは運転するという選択肢を与えることができる。
CEOのカルロス・ゴーンは今年の初めにアナウンスした。技術やパートナーシップを最適化し、ゼロエミッションを達成すること。インフィニティをそれを具現化するブランドである。
Q50セダンはインフィニティとして世界で最も売れているクラスで、自動運転技術も充実している。このQ50を今日、一歩前のレベルに進ませたい。みなさん、新しいQ50です。」
「ニューQ50は新しいインフィニティのデザイン言語を採用している。ニューデザインのダブルアーチグリルやスポーツモデルのより低くなったエアインテークをみてください。ヒューマンアイのヘッドライトは車のルック&フィールに緊張感を与えている。ダイナミックなプロモーションはストロングなキャラクターを象徴し、Cピラーはブランドの特長です。さまざまな顧客の希望に応えられるように、5種類のトレインを用意した。新世代3.0L V6ツインターボエンジン400馬力(Red Sport 400用赤いスポーツモデル。シルバーはプレミアムモデル)、3.5L V6 ダイレクトレスポンスハイブリッド365馬力(ブルーS)、3.0L V6ツインターボエンジン300馬力、他にディーゼルも用意しました」
このあとブラックSを紹介しつつ、スピーチは終了した。
いわゆるマイナーチェンジだが、目玉はダイレクトアダプティブステアリングが2世代目に進化したことだろう。これはインフィニティで初めて搭載された技術だが、プロパイロットはセレナが先行したようだ。
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