個人的な話。
クルマのマフラーというのは、少しやんちゃで大きな音になってしまう「クルマ好き」なアイテムだという固定概念があり、最初からいい音のクルマを探したり、エンジンによる「いい音」を求めたりしていたけれど、自分デミオ13sに柿本改class KRを思い切ってつけてみて、そうではなかったと実感した。
大きすぎず、こもるように唸る重低音。
要するに、いいスピーカーにした。という感じになった。
踏むだけですべての瞬間が楽しいものになる、素晴らしいアイテムだと思う。
そんなことを書いても、人には絶対伝わらない。
そう思った。
まず、紹介動画がたくさん公開されているが、私のMacbook Proでは騒音にしか聞こえない。別のスピーカーに繋ぐか、ヘッドフォン、イヤホンを使わないと重低音が聞こえてこないのだ。
これはアクセラの1500ccの柿本改だが、デミオ13s用と同じで素晴らしい「こもり音」がする。これがPCで聴くとシャカシャカ音になってしまう。
不思議に思ったのは、あくまで個人的な好みだが、2000ccになると少しこもり音の良さが少しだけ、少しだけ消えてしまう。でもいい音であることには変わりない。
ディーゼルは残念ながら、こもり音はあまり発生しない。
ということは、こもり音マフラーの条件は1500cc以下のガソリンエンジンだとして、ロードスターはいいはずだ。
ということで、NBからNDまで、2000ccのRFも含めて聴いたが、NDはどちらかというとメルセデスAMG GTロードスターのような乾いた音も+されている。でもこもり音もあるのでとてもいい。
これはこれで好きな音で、オープンでこの音を聴きながら走るのは完全に笑顔になってしまう。
純正でさえ楽しいのに。
ただ、こもり音という面では足りない。あらためて、デミオ13sを聴いてみる。
数値でみると、デジベルが一番大きい13s用柿本改Class KR。
でも聞き比べるとやっぱりこのこもり音は凄い。
アクセルを離したときの低音は、実際走っていてもなんなんだと思うくらい心地よく、思わず笑顔になってしまう。
他にもこもり音のある好みのマフラー音は柿本改のみに絞って、コペンやキャストがある。
スズキではハスラーNAがもの凄くいい音を奏でている。
他には排気量に関係なく、ひとつ前のシビックタイプR、スカイラインあたりもこもり音があって上品だ。
フィット1.5もデミオに似た感覚がある。
マフラーには柿本改マフラーの他に多くの製品があり、また古いクルマもマフラーでいい音になっているので、現代に生きる人がどのマフラーがいいのか判断するのかは難しいところだが、柿本改に絞って、さらに小排気量ガソリンのこもり音に絞っていくと、
マツダ デミオ13s、アクセラ15s、ロードスター15s
ダイハツ コペン、キャスト 柿本改 ( KAKIMOTO ) マフラー【 GT box 06&S 】ダイハツ キャスト FF LA250S (’10加速騒音新規制対応モデル)D44317
スズキ ハスラーNA 柿本改 ( KAKIMOTO ) マフラー【 GT box 06&S 】スズキ ハスラー / マツダ フレアクロスオーバー MR31S / MS31S S44333
ホンダ フィット1.5 柿本改 ( KAKIMOTO ) マフラー【 GT box 06&S 】ホンダ フィット 2WD GD1/GD3 H42350
が素晴らしく、その中でもそれぞれが微妙な個性があり、ぜひ乗ってみたい。
こもり音にガラガラ音が加わっているという点では、ハスラーとロードスターが似ている。
フィットはすこしやんちゃな味も加わっているが、絶対に楽しい。
キャストはデミオに似ている。
ノート、スイフト、マーチ、ヴィッツあたりもいいこもり音がするのではないかと思ったが、サンプルで確認する限り、少し明るい音だった。
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柿本改 ( KAKIMOTO ) マフラー【 Class KR 】マツダ デミオ 2WD DJ5FS / 3FS (’10年加速騒音規制対応品) Z71330
純正のエンジン音としては、ゴルフGTI、ベンツAMGGTロードスター、アバルト系レコードモンツァ、BMW M5などが好きだ。フィアットのツインエアも間違いなく楽しい。
柿本改のこもり音に惹かれてからは、レコードモンツァが少々雑に聞こえるようになってしまった。
それが少々寂しい。
他にもルノーサンク、RX-7、ホンダVtecエンジン、WRXなど、ただ聴いていてうっとりするものもたくさんある。
今回はクルマにどっぷりのめりこんでなくも気に入ってもらえるマフラーというイメージで紹介した。