北米モーターショウに先ほど登場したマスタング Bullitt。その紹介にスティーブ・マックィーンの孫娘が登場した理由とは?
先ほど行われたばかりのフォードの新型車カンファレンス。
2019年型フォード・レンジャー、マスタングBullittが公開された。
最初に出てくるのはSUVのEdge ST。開発担当の女性ダイアン・ミラーが紹介されて、「用意はできてる?」と聞かれ、「ピース・オブ・ケイク(朝飯前よ)」と答えて始まる下町口調のプレゼン。
機能的な目新しさは、NewLEDヘッドライト、ワイヤレスチャージ、スポーツシート、高性能スピーカー、クルーズコントロール。
普通だな…となるが、それが最近のフォード。常に後追いだ。
しかしミッドトラックセグメントは北米の独占。ピックアップのフォード・レンジャーはアメリカらしくていい。
リアル・トラックという言い方をしたりするが、フォードのミッドトラック市場に対する誇りは高く、ファンの気持ちも熟知している。
また、Wifiスポットでの接続機能もあり、今後は北米での冒険中にネットを使ったサバイバルがいろいろと楽しめそうだ。
次はなんとスティーブ・マックィーンの孫娘が登場。
ブリット・マスタングの紹介なのだが、小さい頃お爺さんの台本を見たとか、マックィーンにまつわる逸話が登場。
収録された映像も公開される。
昔のBullittが登場するのだが、これもマックィーンにまつわる車らしい。
そして、それが会場に登場する。新旧Bullittのミートアップだ。
どうしてマックィーンなのかというと、映画ブリットに登場した1968年のフォード・マスタングが、いわゆるブリットなため。
『スティーブ・マックィーン・マスタング』として、セントルイスの会社がリバイバル車を作っているのだ。
特長は1968年色のハイランドグリーン。
日本でも同様の試みはされていて、様々なマスタングがブリット仕様に改造されたりする。
1/43 1968 フォード マスタングGT 映画BULLITT/ブリット劇中車 スティーブマックイーン
この映画版マスタングが完成したのは、数台の違う車種が使われたため。
違うということをわからないようにするために、ロゴをとり、ポニーエンブレムも取ったのだった。
それがミニマリズムだとして評価されている。
実がその後、ハリウッドがリメイク版を制作し、7700台のブリットをフォードが作ったが、映画はお蔵入り。
車だけが残った。
孫娘が最初に話しているのは、あの映画『Bullitt』が50周年を迎えること。カーチェイスシーンが未だに語られることに驚きを感じている。
彼女が小さい頃、家で見たという台本は、あの『Bullitt』の台本だった。
自分の台詞の下には線が引かれていたという。
新型Bullittはマニュアルトランスミッション、シフトはオリジナル。
彼自身は映画で使ったマスタングを購入できなかったが、将来、孫娘が新型Bullittを聴衆の前で紹介することになることも知らなかった。
2019マスタングBullittの画像はこちら。
スペックは5.0リッターV8、475馬力!
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