ボルボの新しいオンラインキャンペーン『The Get Away Car』。V90クロスカントリーのテーマとなっている。
撮影はバンクーバーで行われ、4人のビジネスのプロたち、成功者たちが、過去の自分の遊びに再び目覚めるというストーリー。
映像に込められたメッセージを紹介しよう。
You reach a point in life when you have to choose. Career over passion. Work over play. It’s when surfers turn CEOs. Photographers turn lawyers. Fly-fishers turn doctors. Mountain climbers turn engineers.
あなたは選択をしなくてはならないとき、人生の岐路に立つ。
キャリアは情熱を超える。
仕事は遊びを超える。
それは、サーファーがCEOに変わるとき。
写真家が弁護士に変わるとき。
フライフィッシャーがドクターになるとき。
山登りがエンジニアになるとき。
It’s when you put a piece of yourself on hold. And as time passes, the things you used to love doing, start to fade away.
This is a reminder to not forget what you love.
All the activities that you once embraced.
それは、自分の一部分、作品を支えるとき。
そして、時は過ぎ、かつて愛した生き方は、消え去りはじめる。
これは、何を愛したか忘れないように心に留めるもの。
一度抱きしめたすべてのアクティビティ。
「車から離れて」というメッセージは、車会社としては反対のメッセージのようにも聞こえる。
V90のオーナーは成功者と捉えて、人生の成功のあとに、若き日に情熱を注いだ遊びを思い出す。
V90クロスカントリーは、その両方を満足させることができる車。そういうメッセージだ。
このムービーの中で朗読されているのは、イギリスの哲学者アラン・ワッツの《Live fully, Now》。
今を生きろ。
Live fully, Now
最初に学校に行ったときのことを思い出さないか?
君は幼稚園に行った。
そこで、アイディアは、1年生に辿りつくために追いつこうとするものだった。
そして2年生を探し、上へ上へと。
ハイスクールは大きな人生の岐路。
プレッシャーが人を前へ進ませる。
最終的に求める良い大学に行くために。
大学に進学したら、また少しずつ、上へ進んでいく。
世界に飛び出していくために。
この有名な世界に飛び出したあとは、もがく。
プロとして、ビジネスとして成功するために。
そして突然、40代になって、45歳になって、人生の中盤になって、ある目覚めて、
「ん? 辿りついたぞ」
先を見据えて計画することは、私たちにとって大変なこと。
将来の計画を立てるのは無意味なことだ。
あなたがそれを得て、それが現在になると、あなたはもう未来にはいない。
あなたはまだ辿りついていない他のいくつかの未来に生きようとするだろう。
そうして、その一つの未来は決して実際に譲り受け、行動の成果を楽しむことはないのだ。
今を全力で生きろ。
live fully, Now.
My goodness, don’t you remember when you went first to school?
you went to kindergarten and in kindergarten, the idea was to push along so to get into first grade and then push along so that you could get into second-grade, third grade and so on, going up and up.
And then you went to high school and this was a great transition in life and now the pressure is being put on you must get ahead you must go up the grades and finally be good enough to get to college.
And then when you get to college, you’re still going step by step, step by step, up to the great moment in which you’re ready to go out into the world.
And then when you get out into this famous world… Comes…the struggle for success in profession or business.
And then…Suddenly when are about forty or forty-five years old in the middle life you wake up one day and say.. Huh? I’ve arrived,
And while it is of tremendous use for us, to be able look ahead in this way and to plan.
There is no use planning for a future which when you get to it and it becomes a present, you won’t be there
you’ll be living in some other future which hasn’t yet arrived.
And so in this way one is never able actually to inherit and enjoy the fruits of ones actions.
live fully, Now.
哲学者 アラン・ワッツ 1959