パオがもっともオシャレにクラシックに見える映像がこれだ。
ゴッディス・サンチェスは子どものころ、日本で国内向けに発売されていたパオを見つけ、父に言った。
「成長するのをやめた小さいワゴンみたいだよ」
それは完璧だった。「変わったクルマで、独自のキャラクターを持っている。まるでピクサーの映画から出てきたみたいだった」
「いつか欲しいクルマリスト」にパオは加わり、大人になった現在所有している。
日本のクルマは少しずつコレクター向けのものになってきている。カルト・フォロウドのノスタルジック・カーは他に日産R32 GT-Rもそうだ。
ゴッディスにとっては、そういう北米でレアなクルマが好き。
「誰もがこのクルマ何?ってたずねてくる。どこを走っても親指を上げてくれる。こんなクルマ他にないんだ。僕にとってはGT-Rよりずっとスペシャルなのがパオだ」
内装はあくまでミニマリスティックなパッケージングだけども、そのおかげで小さい車体でも車内は余裕がある。
「違いがあることがすべて。この違いから来る特別感がスマイルを生む。いつもそれがいいんだよ」
最期、丘の上の駐車場を出て行くパオ。
とんでもなく美しい。