ホンダが公式チャンネルで『Honda Motorcycle Fes 2021 Line-up Movie』を公開。2021年の市販車ラインナップを発表したが、その中に前々から噂されていたインド発『ハイネスCB350』が『GB350』としてついに登場した。
登場するのはレブル250のあと、3分45秒から。
まずは各メディアでも一報されている通り、仕様についての情報
・空冷OHC350ccビッグシングル
・フロント19インチ、リア18インチホイール
・予想国内価格は税込み55万円、CB350Sは税込み59万円前後
・発売予定は4月、Sは6月
・ABS搭載の前後ディスク(前310mmシングル、リア240mm)、トラクションコントロール、アシストスリッパークラッチ搭載
・灯火はフルLED、アナログ1眼メーターにギアポジションインジケーター
・燃料タンク15L
・ギアペダルはシーソー型
・シート高800mm
クラシカルな「単車」に人気が集まるなか、ネオクラシックとしてCB系の改革に取り組んできたホンダだが、本当の意味でのクラシックに力を入れていたとは言えない状況だった。
インドでは25万円前後で買える高級車として発売されていたCB350だが、ついに噂されていた通り、国内正規販売が決定。
だが、少しだけ「マット」を加えて日本向けテイストにしているようだ。メッキだったフェンダーはマットブラックに、タンデムステップもマットブラックになった。フロントナンバーホルダー、フロントフォークのリフレクターも追加された模様。
名前はGBなのでクラブマンを思い出す人もいるかもしれないが、まったく違うバイクだ。
むしろ、ヨンフォアが好きだけど、スーフォアは好きじゃないという人にはぴったりのテイスト。メッキを多用した古いモデルたちは中古バイク屋で見ると少し「重たい」印象がある。
それぞれのパーツが大きいからなのか、メッキが輝いていないからなのかはわからないが、新車だったらいいのに…と思う人もいるはず。
CB1100はその夢を叶えているともいえるが、世の中は大型ファンばかりじゃない。
気軽に乗れ、簡単に扱えるものこそが「単車」と思っている人も多い。
またがっていて、ちょっと気を抜くと倒れそうになるバイクは…なんて思ったりする。
GB350はだからこそのサイズ。350という微妙な数字のまま導入したのも個性になるに違いない。