バイク! Motorcycle

趣味性バイクは世界マーケットで軽視されている? 日本で人気のバイクは世界では売れているのか?

クルマは欧米ではどんな車種が売れていて、北米では日本車のシェアはこんな感じで…というのは比較的情報がありますが、バイクとなるとあまり情報がありません。最新情報はなかなかないので、少し前のものから、だいたいどんな感じなのかを調べてみました。

気になるのが、バイクのほとんどは新興国で売られているという話。

大事なマーケットは新興国で、販売台数のなんと9割以上が新興国だという噂。日本人のバイク好きな人々が欲しがるようなバイクのマーケットは、もの凄く小さいという話です。

その噂を検証するために、まず、2016年と少し前になりますが、年間90万台が売れる欧州を見てみます。

ここでの日本車のシェアは43パーセント。ホンダが16%、ヤマハが13%、スズキ5%、カワサキ9%となっています。

日本車で売れているのは、実はスクーターです。マニュアルのバイクではBMWが圧倒的で、15%。ドゥカティ5%、トライアンフ4%と続きます。

日本が誇るスポーツバイクはあまり売れていません。

一方、アメリカは年間50万台。シェアは42パーセントで、ホンダは15%、ヤマハは13%、スズキ5%、カワサキ9%。何が強いのかといえば、やはりハーレーです。なんと35%。

そして日本。年間40万台の日本車のシェアはさすがの98%。

と、主要3地域のようですが、実はバイクが売れているマーケットはこれらではありません。

インドは1770万台、インドネシアは590万台、ベトナムは310万台、タイは170万台、フィリピンは115万台、ブラジルが100万台。

そして、こういった地域の日本車シェアが凄まじいです。インドは残念ながら33パーセント。でもインドネシアは100%。ホンダは74%です。ベトナムは95%。タイは99%でホンダが79%。フィリピン99%。ブラジルは87%。

ブラジルのホンダシェアは71%です。

当然ながら、高級バイクは欧州や日本、アメリカでしか売れません。小排気量のスクーター、小排気量のネイキッドなどがそれ以外の国で売れ始めているようです。51ccから125ccのクラスは、世界販売台数の69.5%ですよ…。

2017年は、世界生産台数は5732万6000台。中国では二輪車から四輪車へのシフトが起こっているようです。

インドは2017年だと生産台数2223万台、販売で2019万台と、順調に伸びています。このまま、2025年には7417万5000台になると予想されています(矢野経済研究所)。

ホンダは世界の34%を生産し、2019年12月には累計4億台を突破。(ちなみに中国では13%のシェア)

戦略としては日本専用である50ccではなく、125ccクラスに力を入れていくうようです。

というわけで、日本も欧州もアメリカもパイは小さく、欧州でユーロ6規制がはじまっても、まだまだ大きな新興国マーケットがあります。

と、欧州、日本、アメリカのいわゆる趣味的嗜好のバイクがマーケット的には軽視されているなかで、欧州で一番売れているバイクを見てみると、BMW R1200GSです。健闘しているのはヤマハのスクーターMT-07。他に、カワサキZ650、ホンダアフリカツインなども人気です。

2014年と古いランキングで見ると、欧州の1位はR1200GS、2位がヤマハのMT07、プジョー、ホンダのスクーターが来てヤマハのTMAX、MT09と続き、10位にやっと趣味性のあるカワサキZ800が入っています。

というわけで、残念ながら私たちがよく目にするホンダのCBRやスズキのバイクが欧州や北米で売れているようには思えません。

このまま人気のネイキッドがトライアンフやBMW、ハーレーといったブランドに取られていくような心配もあります。

ちなみに、日本での大型バイクはZ900RSが1位。2位3位が国産アメリカンで、4位でやっとCB650R。

5位はNinja1000SX、6位スズキSV650、その後はカワサキW800、KATANA、CBR1000RR-R、ZX-6R。

中型は1位がNinja400、SR400、CB400SF、CBR400R、YZF-R3、DUKE390と趣味車が続きます。

日本ではコロナの影響もあるのか、若者が趣味性のあるバイクに興味を持ち始め、教習所も人気とのことで、これからもバイクを楽しめるはずですが、これも世界的メーカーを4つも抱える日本だからこそ。

ものすごく幸せな国だと思います!




  
 

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