トヨタではそんな噂はおこらないが、ヨーロッパ勢のハイブリッドは日本のメーカーのものと比べて優れているとは言えない。なので、重たいハイブリッドは軽いガソリン車やディーゼルより燃費が悪いという噂がある。
その噂の解明のための映像がこれだ。右の車がプラグインハイブリッド、左がノンハイブリッド。
ドイツ、ブラックフォレストの穏やかな坂道をいく。
プラグインハイブリッドはチャージされておらず、たったの5パーセント。
坂を上り、一番高いところを過ぎて1パーセントになる。そこから坂道を下りていく。チャージされていき、町についたころにはまた5パーセントになっている。これによって純粋にガソリンの量で比べることができる。
ゴールに着き、走った距離は17km。
ガソリン車を見てみると、消費した燃料は9.4リッター。
プラグインを見てみると、7.2リッターだった。25パーセントも低い数値になっている。
まったくもって優秀な結果だったと言える。
純粋なハイブリッドはわからないが、メルセデスのプラグインの場合は噂はあくまで噂だったということになる。
考えてみると、
坂上までをプラグインは4パーセント使ったために、ガソリンの消費量は減った。
そこから下り坂でチャージしたので、バッテリーは「使っていない数値」になった。
下り道はどちらもほとんど燃料を消費していないはずだ。
なので、単純に坂上までの燃料消費の差が出たということになる。
ヨーロッパでハイブリッドが広まらなかったのは、重たく複雑な装置と重たいバッテリーへの不信感みたいなもの。そのままEVに移行しそうな勢いだが、プラグインを普及させようとするメルセデスの意図はこの動画に見えた。