イギリスのマツダがさきほど、2020年Mazda2の動画を発表。動画によると、2019年からの予告通り、Mazda2にマイルドハイブリッドが設定される。
名称はMazda M Hybrid。欧州仕様として、燃費は18.8km/Lとなる。
日本ではスカイアクティブXのMazda3やCX-30に採用され、燃費の向上だけでなく、緩やかなミッションの繋がりにも貢献している。欧州では48Vが導入されているが、マツダ版は24V。出力としては4.8kW/60.8Nmとごく普通で、燃費向上が第一の目標。
Mazda2版はそれとは違って、B-ISG+i-ELOOPという従来のスカイアクティブシステムに似たもの。蓄電もリチウムイオンバッテリーではなく、キャパシタに蓄電する。B-ISGの部分は、車輌が停止する前にエンジンを止めるという機能があり、そこから復帰させる際にベルト型が適しているため。
Xの場合は高負荷領域で効率が悪いため、それを補うというMハイブリッドの役目がある。Mazda2の場合はガソリンエンジンなので、そこは関係ないようだ。もともとマツダ車にはi-ELOOPという減速エネルギー回生システムがあり、これはパワーアシストはできない。キャパシタに蓄え、アクセルを使っている間は電装品の電気に使う。その間、オルタネーター発電を行わないため、エンジンの負担を抑えることができる。
また、i-ELOOPはアクセルオフのときに電気を蓄電するが、Mazda3の場合はブレーキを踏んだときの発電によって減速させ、ブレーキの負担も減らす。
Mazda2以外は助手席のフロアに9.5kgのリチウムイオンバッテリーが置かれるが、コンパクトカーには少々重たいものになるので、キャパシタ蓄電にしたのかもしれない。また、キャパシタはリチウムイオンよりもずっと安いというのももちろんある。
また、欧州ではガソリンエンジンにもMハイブリッドが搭載されている。
Mazda2のパワートレインは1.5リットル直列4気筒ガソリンとの組み合わせで、最大出力75ps/6000rpm、最大トルク13.8kgm/3800rpmだという。高出力バージョンもあり、最大出力90ps/6000rpm、最大トルクが15.1kgm/4000rpm。
追加機能としてはGVC+、新デザインのLEDヘッドランプ、さらに高輝度になった16インチアルミホイールなど。
Follow @carkuluma