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小さなRAV4顔のコンパクトSUV RAIZE

11月5日より発売を開始したトヨタのSUV『ライズ』。

顔がRAV4顔なのは驚きだが、動画のように家族向けのカジュアルなクルマだ。

骨太のRAV4が好きな人にはちょっとこの存在は残念かもしれないが、ダイハツ『ロッキー』のOEMなので肩の力が抜けている。

1.0リッターターボはD-CVTによって高速域をベルト+ギア駆動にし、結果的に低速域がパワフルになっているという。

価格帯は167万から228万円程度。

コンパクトで便利なクロスオーバーSUVという意味では、『ロッキー』も含め目新しさがある。

デミオ、フィット、ヴィッツといったコンパクトカーユーザーが今後、同サイズでSUVに移行していく流れを作るかもしれない。

全長3995mm、全幅1695mmというサイズはAセグ(3800mm以下)からBセグ(4200mm)で、先行しているのはスズキのクロスビーだという。だがクロスビーは3760mmという完全なAセグ。

BセグコンパクトSUVとしてはやはり新鮮。ちなみに、デミオベースのCX-3は4275mmでフルBセグになってしまっている。

ただし、海外勢ではルノーがBセグSUVを2020年に投入予定で、DSはDS3クロスバックが全長4120mm。

シトロエンC3はもともとBセグコンパクトカー(全長3995mm)だが、最新の見た目はほぼSUVになっている(一応、エアクロスというモデルがSUV)。

日本勢のライズ、ロッキーは低価格も売りで、若い家族には魅力的。そもそもコンパクトハッチバックは全長短く、それでも1500mmの全高なので、少しずんぐりむっくりのSUVライクな形になっていて、ヴィッツやフィットのユーザーにとってはまったく違和感がないかもしれない。