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ヨーロッパで愛される日産フィガロのイメージ。

Figsといえば英語圏では日産フィガロのこと。1991年2月に生産台数2万台限定で発売されたこのクルマが、今では英国はじめヨーロッパ各地で愛され、オーナーズクラブが存在している。

2016年にはベルギーでフィガロラリーが開催され、英国ではロンドンや各地で25周年イベント、2015年はスコットランドで、2014年にはオランダでラリーが開かれた。

Figfestなるものも開催されるなど、フィガロはなかなかヨーロッパで愛されているのだ。

 

イベントの様子を見てみると、フィガロが日本で生まれたクルマとは到底思えない。

2014年の5月29日から6月2日に開催されたオランダのフィガロラリーは43台がヨーロッパ中から参加。

オランダの牧歌的風景の中を多くのフィガロが並んでゆっくり走る楽しいラリーで、フィガロの風景への溶け込みようは見事。

当然、そのあとのスコットランドもベルギーも、日本車とは思えない溶け込みようなのだ。

地元の人も誰だって振り返る、圧倒的な可愛さがある。

 

25周年バースデーイベントはイギリスのWroxall Abbeyで開かれ、創設者のKevin Faganがこうスピーチした。

「このクラブの精神は、楽しむこと。深刻に捉えないこと。クルマはコンディションだけでなく、どれだけオーナーがそのクルマに対してエンスー(熱意)を感じ、楽しんでいるかで判断されるのだ。新品のコンディションかどうかではなく、どれだけよく愛されていたのかということ」

今後はウェストサセックスで2017年12月2日にバースデーイベント、8月にはロンドンエースカフェでミートイベントがある。

 

ヨーロッパで愛され、ファンイベントが開かれてもまったく違和感がないのは、初代ロードスターとフィガロしかない(86や各ブランドなど、日本車のオーナーズクラブは各地に存在する)。

「ピクニックのようにドライブしたい」というヨーロッパ的なカルチャーに完全対応するフィガロは、日本よりヨーロッパが似合っている。というのは確かだけども、日本でフィガロが似合う場所を探すのも楽しいはず。

古い日本の街並みに佇むフィガロが、案外溶け込んでいるのかもしれない。

 

 

オーナーズクラブオフィシャルサイト

http://www.figaroownersclub.com

 

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