ボルボV90の新着映像。ニュージーランドを往くV90クロスカントリーだ。
Martin Solhaugen とKim Sørensenの二人の旅。
人類は霧が似合うエステートを生み、ニュージーランドによく似合うドライブ風景を提供した。
ボルボのクロスカントリーは、ワゴンでありながら、悪路を意識した「旅」の車。
SUVが人気の昨今では、他社が無視するジャンルでもあり、強いのはメーカーだとスバル、車だとフォルクスワーゲンのオールトラックあたりとなる。
SUVよりは背が低く、ワゴンよりは高い。
4WDで、「オールラウンド」という言葉を使う。
各社はっきりとした統一の名称がないので、ベンツだとCLAシューティングブレークも近い。
狩猟に使ったモビール(ハッチバック・クーペ)を指す名称だから、アウトドアに向かうイメージは同じだ。だが、どちらかというとステーションワゴン、エステートに近い部分に立つのかもしれない。
アウディはA4オールロードクワトロがある。ワゴンのA4アバントをよりアウトドアに向けているので、ボルボのクロスカントリーと同じ思想だ。
雰囲気としてアウトドア色は強くないが、MINIクラブマンもフォルムとしては近い。
フォルクスワーゲンのオールトラックは冒険心に特化した車で、日本ではゴルフ・オールトラックとして独立しているが、海外ではヴァリアントの1グレードだったりする。
スバルはレガシィアウトバックが相当するが、クロスカントリーに比べると少しSUV寄りに見える。
荷物が積めて、という部分は肝心で、キャンプ道具、遊び道具、旅の道具、車中泊など、長い車だからこそのアウトドアにおける利点は多い。
SUVはコンパクトサイズだと案外狭く、ラゲッジルームもそれほどではない。
それだけに、SUVよりも本気度を高く感じてしまうのは気のせいではないと思う。
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