マツダが今日の「第45回東京モーターショー」（主催：一般社団法人 日本自動車工業会）で、2台のコンセプトモデルを世界初公開した。
「マツダ 魁 CONCEPT（マツダ・カイ・コンセプト）」
「マツダ VISION COUPE（マツダ・ビジョン・クーペ）」
まずこの次世代商品群の基礎となるカイ・コンセプト。
写真をひとめ見ただけで、今後のマツダも人気は継続し、他社の車作りに少なからず影響を与えるだろうことが察知できた。
まず、「マツダは暗い」という意見を完全に無視、独自の道を行く姿勢を改めて示した。
「明るい」という方向に行けば、もしかしたらトヨタやホンダのように売れるかもしれないのに、あえてプレミアムな方向性へ行った。輸入車のようなプレミアム領域を目指せば、同様に販売台数は限られてくるのに、あえてそこを突き進む。同時に、欧州プレミアムに媚びていないデザインとなっている。
形状はハッチバックながら、ハッチバック・クーペのような流線型。ハッチバックとはそもそも、ワゴン並に後席やラゲッジルームが箱形で面積が広く、視界も良かったはずだが、メルセデスGLAのようにSUVライクだ。プリウス的と言ってもいいかもしれない。
屋根のラインも気になるところだが、やはり冒頭の写真にあるような、RX-VISIONからCX-5と続いている新グリルの塊感が凄い。
アクセラサイズだからなのかグリルが大きく見えるのも力強い。
このコンセプト画だけで言えば、ベンツやBMW、アウディといったデザインに「勝る」と感じた人も少なからずいるはずだ。
インテリアは毎度のことながら、きっと当てにならない。
一方、VISIONクーペはRX-VISIONのクーペバージョンで、インテリアにウッドを用いている。
顔つきとしてはCX-5から始まったグリル外部のメッキ部分をライト部分にえぐらせるという方法をさらに強めている。
また、マット塗装的なものも施されている。フード（ボンネット）のラインもよりくっきりとしたものになっているようだ。
