マツダコネクティッドサービスはMazda3の導入から始まった新サービス。車載通信機によって車輌の状況が外部から確認・操作できる。
筆者自身、CX-30を購入して1年になり、このサービスを使い続けているが、まだオペレーターのお世話になったことはない。よく使うのはドアの閉め忘れで、これがスマホでチェックできることが一番大きい。
地図はスマホのMy Mazdaアプリから目的地を設定し使えるらしいが、Apple Carplayなので関係ない。
リモートで鍵を閉めるのも一度試したが上手くいかなかったのでそれ以来使っていない。
燃料残量やオドメーターも確認できるのだが、残念ながらほとんど見ることはない。
他にトランク、エンジンフード、ハザードランプの状態がチェックできる。
窓の閉め忘れもチェックできると雨の日は便利はなずだ。
また、他社のサービスにあるような空調の遠隔操作などはできない。
人の命を守るうえでは、コネクティッドサービスは大きい。後ろから追突されたときやエアバッグが作動したときはオペレーターが緊急車輌を手配する。
故障に関してもマツダに情報が送られ、近くのディーラーを案内してくれる。
ちなみに、メルセデスはメルセデス・ミー・コネクト。リモートで縦列駐車ができるのが凄い。
BMWはBMWコネクティッド・ドライブ。海外メーカーとしては早くにサービスをはじめたが、日本では日産が友人オペレーターコンシェルジュサービスを1998年にはじめた。現在はNissanConnectとして展開中。ホンダは新型フィットからHonda CONNECTが始まった。有料だがトラブル時にALSOKが来てくれるという。
トヨタはレクサスのコンシェルジュが有名だが、トヨタ車には今後、T-Connectが全車に展開される予定。
海外に戻るとアウディはAudi connect、ポルシェはPorsche ConnectとVWグループが続く。
ちなみにマツダはトヨタの技術を基本としているが、海外でも自社開発できない場合は委託をしていて、フィアットグループはシステム開発をGoogleとサムスンに委託しているという。
また、トヨタが作るWoven City(ウーブン・シティ)は、まさにコネクテッドを活かした街造りを行う。
将来的には、都市はビル、会社、自宅、お店、道路、クルマ、交通機関といったインフラがデータで繋がり、コントロールされていく。クルマに搭載が始まったコネクテッドサービスはその第一歩で、集められたデータがさらに活用されていく。