ポルシェとスターウォーズから7人のデザイナーが集まり、6週間をかけて新たなスペースシップをデザインする企画の新動画。
場所はドイツのヴァイザッハにあるポルシェ本部。最初にスターウォーズのデザインとは何かという説明からはじまる。
ルーカス・フィルムのVPエグゼクティブ・クリエイティブ・デザイナー、ドウグ・チャンは、このチームのガイドとしての役割を全うしようとしている。
「スター・ウォーズのデザインは、シンプル。アイコニックであるかどうかが大事だ。簡単に描けるかどうか。グラフィックでロゴのように。スクリーンに出てくる2、3秒で印象づけなくてはならない」
次にポルシェが「ポルシェデザイン言語の6つのキー・エレメンツ」を紹介する。
1 なだらかにくだるルーフライン
2 強いボンネットの形
3 高さと横幅のベストな比率
4 ユニークなポルシェの型言語
5 低いノーズとエアインテイクス
6 肩の強調とグリーンハウス(窓部分)のテールに向かった流れ(細く)
チームはポルシェのミュージアムに向かう。リサーチだ。
次にデザイン・ブリーフ。ドアは何枚か、どんなスケジュールでやるのか。
ちなみに、ポルシェチームはとにかくプレッシャーを感じている…。
動画の後半ではポルシェチームがカルフォルニアのルーカスフィルムへ。
そして、デザインスケッチが登場する。
そこには、タイカンのグリーンハウスやヘッドランプに似たスペースシップがあった。
名前は
TRI-WING S-91X PEGASUS STARFIGHTER
というわけで、素晴らしいスペースシップが完成したのだが、一言物申したいのは、ポルシェの流麗デザイン、継ぎ目のないデザインはどこへ行ったのか。
この継ぎ目の多いのは昔からスターウォーズの伝統だが、もしSFの世界にポルシェが生き残っていたらと思うと、違う気がするのだ…。