毎回クオリティの高いボルボCMだが、XC40はどういうものを作ってくるのか。
まず、暗い部屋の中に女性。歩いていると、窓から射し込む光が彼女の顔に当たる。
薄暗い外の路地では、ピアノがクレーンで引き上げられている。
トラック、配達員、女性、バラ。
SF映画に出てくるような最新鋭のドローンが荷物を引き上げる。
そこでXC40。
白ボディに黒ルーフのXC40に誰かが乗り込む。
配達に疲れ切る配達員たち。
XCに乗っているのは、あの女性。
女性が部屋から眺めていたのは、あのドローンだ。
そして、消費社会への皮肉のようなイメージ映像。
何かの会場になだれ込む群衆。
洋服を目がけてダッシュする。
女性はXC40とともに誰も居ない港へ。
風景を見つめる女性。
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と、少々意味不明な感じだが、得意の朝焼けもしくは夕方の人々を美しく撮影し、都会を往くXC40を品格高き風情で映し出している。
場所はカナダのトロント。
映像のメッセージとしては、アマゾンをはじめとする宅配業界の忙しさと、それを作り出す消費者。そんなけたたましいカオスの場所から逃げ出したい女性。
そんな感じだ。
Music: My Favorite Things – Jennie Abrahamson