LAモーターショウで公開されたNEWアテンザ(Mazda6)。
背景と陰影を強調したイメージ写真は当然、素晴らしい。
CX-5と同じメッシュグリルを採用した顔つきは、欧州リゾートで通用するレベルまで来ている。
LEDライト(デイタイム?)は今までのどのフォルムとも違う逆三角形型。
フォグランプ付近もメッキバーが強調され、ラグジュアリーと呼べる世界観を生み出している。
発表会の様子。
残念なのは、フード(ボンネット)に違いが見られないこと。
メルセデスがCLSで「作りの違い」を見せつけたのとは対照的だ。
彼らはサーフェスをシンプルにしつつも、シャープなラインとカーブをデジタル家電やMacといった次元まで持って来た。
車の造形は、そういった最新家電のフォルムと比べると、まだまだ前世代的だが、CLSはそこが圧倒的に違う。
グリルまわりの微妙なカーブは、このアテンザとは世代が違う感じがする。
ライトの造形もほぼ変わらなかったのは残念だ。このライトの形で今後5年もつのか。
インテリアは所有する歓び、佇む歓びがあるが、シフトノブが変わらない。
欧米の街並みに佇む姿はクールだ。
進化しているのは間違いないが、アテンザはフラッグシップ。
ロードスターもマツダのフラッグシップと呼ばれているが、高級路線で憧れる車としては、あと一歩か。
他社が高級スポーツカーからSUVという流れがあるのに対し、SUVからセダンという流れも気になる。
アテンザはもっと手の届きにくいところまで持っていき、その憧れをSUVで昇華するという流れを見てみたい。
できないのなら、ロードスターのデザインでSUVを。
デミオはアクセラの小さい版というより、CX-5のミニスケールという形をしているので、デミオが該当するのかもしれないが…。