スズキのSX4はグローバル展開を考えているわけだから、世界の反応と世界におけるこの車のイメージを観てみたい。
まず、イギリスからは「前のS-Crossと比較してはならない。今回は違うぞ」という声。
要するに外観と佇まいだが、イギリスという土地でSX-4は「なかなか」というレベル。
まず、あまり余計なことをしていないデザインと、縦線グリルが今らしさを生み出している。
森の中を走るこのシーンは、暗めに撮れているせいか色が濃く美しい。
フロントマスクに向かってぎゅっと絞られているイメージも伝わってくる。
紅葉の中を走る正面のSX-4。
BMW2シリーズを少しSUV向けにしたような形にも見える。実際にコメントには「BMWみたいだ」というものもあった。
ロシアの雪道でも美しいSX-4。
夕陽の中、雪の坂道をのぼる。眼下にはロシアの街並み。
最後に最も美しい車動画を生み出すMoter.tvから。
チョイスしてきた色は青。ワイン用の葡萄畑の間を走りぬく。
注目は湖のシーン。ヨーロッパの美しい湖畔を走って似合っていれば、国産車といえども相当美しい車だと言える。
2005年にフィアットの共同開発で誕生したSX-4は、イタルデザインが担当し、フィアットの姉妹車は後に500Xとなった。つまり、スズキのSX-4はフィアット500Xとのいとことも言える。
2013年に発売が開始された現行型はイギリスやフランスを皮切りにして世界展開され、2015年に日本に逆輸入(http://carislife.hatenablog.com/entry/2015/02/19/213846)。
2016年にパリモーターショウでフェイスリフト版が公開された。日本では7月6日より発売開始。
もうスズキ自身が「スズキにしてはかっこよすぎる?」と問いかけてくるくらい他の車種と差がある。
このSX-4とイグニス、アルトあたりだけを見ると楽しくなってくるスズキなのであった。