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アイスランドを走るマツダ・ロードスター 地の果てにはMX-5が似合う。

アイスランドを走るマツダ・ロードスターの映像が公開されている。

この島にはリングロードと呼ばれる国道1号線があり、一週間ほどかけてドライブの旅をするというのが一部の人の夢となっている。

映像にはまっすぐ伸びる道や、雪山、川、海が登場し、オープンカーでこの風景を眺めながら走ることの歓びが伝わってくる。

時折はさまれる上空からの映像。MX-5が本当にしっくり来るのは、ここが歴史的に氷河圏内だからだと思う。

イタリアやスペインなどのラテン国家、地中海においては、MX-5は他のラグジュアリーオープンカーに負けてしまう。

BMWやVWビートルあたりが本当に似合うからだ。

だけども、ノルウェーやスウェーデンといった北欧や、イギリスやアイスランドといったフィヨルドが残るような地域において、MX-5はなぜか似合う。

人の住まない高原(ハイランド)を望む道にはロードスターなのだ。

イギリスにおいてライトウェイトが盛んだったことと関係があるのかはよくわからないが、この削ぎ落とされたようなミニマリズムのデザインと、氷河に削ぎ落とされた地の果てのような風景が似合っているのだとしか、言いようがない。

人間の匂いがする豪華な地中海にはラグジュアリーを。地の果てにはロードスターを。

 

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