メルセデスEQブランドのコアデザインとなる、メルセデスVISION EQSがいかにしてデザインされたかを探るオフィシャル動画。
「ハーイ、EQエンソージストの最初のエピソードへようこそ。私はデニスです。私はダイムラーのコミュニケーション部門で働いています。この回では、EQ開発の裏側にお連れします。最新のイノベーションともっとも魅力的なプロダクト、そしてその背後にいる人々を紹介します。というわけで、今シンデルファーゲンのデザインセンターにいます。そして特別な人物に会います。その人はかつてヴィジョングランツーリズモのAMGをデザインしました。
彼は今、エクステリアデザインのチームリーダーとして、EQの外観に大きく関与しています。
メルセデスは偉大な遺産を持ったラクシュリーブランドです。EVになったときに、どのようにラクシュリーとデザインを一体化するのか、それが今日見つけるものです。ご存じのとおり、最高機密になりますが…。
(エクステリアデザインリーダー バスチアン・バウディ登場)
今日は何を用意してくれてるの?
B EQの未来をもっと見てもらいたい。まずカメラをオフにしてくれる?
OK, みなさん、カメラをまたオンにできたよ。みてこの美しさを。
バスチアン、ここはどこなの?
B このデザインビルの中心にあるデザインスタジオの一つだね。これが最新のショウカーの一つ、VISION EQSだよ。
いいね。プロジェクトをもっと見たいなぁ。
B あるプロジェクトは本当に子どものころの夢だった。プレイステーションがアプローチしてくれたんだ。グランツーリスモというゲームのための車作りをね。アクティブな空力によって高効率な車をクリエイトしたんだ。
これは内燃機関(コンバスチャン・エンジン)だよね? EQSやエレクトリックSクラスは?
B 私たちはEQブランドにユニークな外観を与えるために、電気デバイスからインスピレーションを得たんだ。私たちはクールでエレガントなキャラクターを描きつつ、一つの矢のようなシルエットを作った。
EQを作るにあたって、内燃機関の車と比較してもっともチャレンジングなことは何?
B じゃあ、それをクリアにするためにスケッチをしようか。スケッチしてください。何がメルセデスを意味するのか。ベンツのクラシックサルーンをイメージしたときに何が思い浮かぶ?
クラシック…それじゃあSクラスみたいな?
どうぞどうぞ。
笑わないでね
イイ感じだね
もちろん。我々はいつも若くて才能があってやる気のあるデザイナーを求めているよ。終わった。どう思う?
正直にいうと、これはまさに私が言おうとしてたこと。みんなベンツの見方(perception)がある。たしかに、多くの人々が普通のサルーンを考える。もしこれのような感じか、もっとベンツのSクラスのようだったら、内燃機関のある車の長いボンネットにするよね。それに長いリアのオーバーハング、これも典型的なリア・ホイール・ドライブの特長だね。でもEQファミリーでは、すべてを見直したんだ。異なる技術的な要求もある。EVだからね。でもメルセデスだと認識させたい。本当にユニークにするために多くの新しい素材を導入したんだ。
たとえば、Sクラスのフロントをみたとき、世界中の人が人目でメルセデスだとわかる大きなグリルがあるよね。
B EQブランドでは、新しい解釈をグリルに持ち込んだ。
すごい違うね。
B このライトやスターズのせいだけじゃなく、EVだからね。それゆえ、私たちはエンジンを冷やす必要がない。新しいものを生み出すのに自由がある。見てわかるように、ヘッドライトからグリルまで、シームレスに統合されているよね。これはユニークで明確にメルセデスとわかるものを生み出している。
この小さな星たちは何?
B これはショウカーなので、遊びたかったんだ。クリエイティブのポテンシャルを探るためにね。もしブラックパネルを考えたら、スクリーンも思い浮かべる。どれくらいこの表面に深みを与えられるかをみてほしい。それでスターを埋め込んだんだ。LEDによって、多かれ少なかれ無限のグリルを表現した。
ファイナルデザインはこうなる?
B どうだろう、今はなにも言えない。
OK。他に何が見れる?
B 車のサイドを見ると、違いがみれる。君のスケッチだけでなく…。
すごく小さい。
B そうだね、フードは小さい。Sクラスはエンジンのせいでボンネットが長いからね。EVはエンジンがないから。だからミニマムに減らせたんだ。それでタイヤを一番前にしたんだ。乗客の快適さを求めてね。
Sクラスやサルーンよりスポーティに見える。
B もちろん。かっこいいシルエットを見つけるように努力したしね。空力にもいいんだ。この車に違いを生んだよね。サルーンというより4ドアスポーツカーだね。リアもなかなかだよ。空力だけじゃなく、環境にもいいように設計されてる。路上での強い見た目と立ち振る舞いを与えるために、このショルダーを作るのをデザイナーに許してくれた。
おもしろいねー。すごい内側をみせてくれてありがとう。もしよかったら、何かリヴィールできるものないかな?
B ないね。
ひとつだけでも!
B じゃあドローイングボード持ってくるから待ってて。
これは人生に一度だけの機会だね。楽しんでくれたと思う。あ、未来が来た。
B どうぞ。
わお。かっこいい。
B ごめんなさい。みなさんにはみせられない。でも見たことのないものになるよ。ステイチューン、バイ。