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売れそうな気配しかない都会派クロスオーバーシトロエンC4 —-New Citroën C4 & ë-C4

New Citroën C4 & ë-C4 - 100% ëlectric - Opën the Way!

6月に発表されたシトロエンC4はC3と同じくクロスオーバーとなった。明らかに一世代前のC3やC4のコンセプトと違い、クロスオーバーもしくはSUVを前提に何かをしようとしている。

これは、V40をやめたボルボの動きと似ているし、シトロエンのグループ仲間でもあるプジョーもそういう動きがある。

203は純粋なコンパクトハッチだが、もともとコンパクトハッチとSUVの形は似ている。だから、コンパクトハッチの車高を上げて、タイヤを囲むようなフェンダーアーチモールをつけるとSUVに見える。

新しい203はそういうことをやっていて、オーナーとしてはスポーツハッチとSUVの両方の雰囲気を味わえるはずだ。

C4においては、SUV化したカクタスとも違いをつけ、クーペライクSUVというプレミアム系によくあるモードを持って来た。

カクタスやC3、C5に比べて、完全にスタイリッシュで、都会派。

デザインだけで見ると売れそうな気配がしかしない。

このようなラインナップは日本だけで、フランス本国では違うのか。調べてみると、本国にはAMIという小型EVや、E-MEHARIがあり、他にC1というコンパクトカーもある。また、C4スペースツアラーやベルランゴは同じ。やはり中型ハッチバックやセダンはない。

VWでもTロックやTクロスの登場で人気車種だったハッチバックゴルフの人気に勢いがなくなっている。

マツダも売れ筋を完全にSUVにシフトしているが、ギリギリでMazda3というハッチ&セダンを用意したという感じだ。時代の流れがこのまま続けば、セダンは消えるかもしれない。

セダンやクーペはプレミアム勢に任せ、中堅はSUVクロスオーバーのみに割り切る。新C4はセダンやクーペの客も納得させてしまいそうなデザインだから、それが可能な気がするのだ。

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