ポルシェは空力に対しては妥協を許さず、ポルシェのブランド化に一役買っている。ポルシェは自車の空力システムをポルシェ・アクティブエアロダイナミクス(PAA)と呼んでいて、ドライビング・モードによってエアロダイナミクスを変化させることができる。目的は効率的な走りから、ダウンフォース重視に買え、ドライビングの楽しみを最大限に享受できることだ。
スポーツモードではドライビングダイナミクスのバランスをとったもので、120km/h以上でフロントスポイラーが機能し、リアウィングが拡張する。
カーブを楽しむときはスポーツプラスモードにすると、リアウィングが最大限に拡張され、ダウンフォースもフルに。
格納するノーマルモードもあり、これがもっとも空気抵抗が小さい。フロントのフラップスは冷却要求がある場合のみ開き、ノーマルモードだと70から170km/h。
リアウィングはウェットモードのスタビリティにも貢献し、リアアクスルへのバランスにシフトすることで安定させる。