「クルマ業界の新テクノロジーの使い方は間違っている」と突きつけたソニー。
センサーやカメラを思う存分使い、モニタもソフトも存分に開発するとこういうクルマができますよ、という挑戦状だ。
センサーは33個、5Gネットワークでの常時モニタリング、OVER THE AIRつまりディーラーを介さずネット回線でのシステムアップデート、シンプルでミニマルな車内空間。
ソニーは完全に未来を考えていて、セーフティ、エンターテイメント、アダプタビリティという3つの柱を立て、社会とクルマの新しい関係性を考えている。
33個のセンサーは安全性のため、大型モニタはカスタマイズ可能で、自分の目で確認できない部分も目の前のモニタで確認できるようになる。
動画コンテンツなどを楽しめるUI開発などはソニーならではで、他のクルマメーカーもやれるならやりたいという部分。実際はお金がかかりすぎて、手がでない。
アダプタビリティはデータと繋がり、進化していくシステムで、1台と長く付き合うためのアップデートを行うというもの。テスラも行っているが、これもクルマメーカーがやるには勇気がいる。
Vison-S、「クルマメーカーがお金をかけるところはどこであるべきか」という問いを投げかけているようでもある。