夏に発売を迎えるホンダ・シビック。
海外ではすでに発売されているので、新型シビックの風景はメディアの映像を通じて知ることができる。
悪い意味でのトヨタ・ホンダ的デザイン要素を残しつつ、もっとも先進的で世界で勝負できる形に仕上げたのがシビックだ。
ライバルのゴルフ好きの人には「まとまりがない」と突っ込まれそうだが、「シビックがいい」という人々が海外に多いのも事実。アグレッシブさがないホンダのデザインには毎回失望するが、このシビックにはそれがない。
流行ではあるが、エアインテークが大きく迫力がある部分がその理由のような気がする。
だが、これはハッチバックで、セダンこれほど主張がない。なので正直あまり良くない。
もちろんタイプRもならってかっこいいし、アメリカではSiというスポーツタイプも登場予定で、これも良し。
山道を走るその姿は、「上品さ」「美しさ」はないものの、スポーティな部分が強調されて相殺されている。
ヨーロッパ車に慣れている目を使えば、それは「新鮮」だ。
そして、さらにこのバランスを良くする色がある。
ソニックグレイだ。
この色になった途端、飛び抜けてシビックはオシャレになる。
スバルXVに似たスパークル抜きの色に、このガンダムデザインはよく似合う。
ハッチバックにしか用意されていない色で、キーカラーでもある。
これに17インチのブラックホイールをオプションで選ぶと、映像でよく紹介される組み合わせになる。
エンブレムまわりはセダンやクーペと違って黒(ピアノブラック)で統一されているので、シンプルで嫌味がない。
お尻は丸みを帯びてクーペらしくもあり、相当いい感じだ。
走る風景は街中。海よりも山よりも都会がいい。
さて、UKはまた事情が違う。すべて5ドア、つまりハッチバックだ。
モデルはSE、SR、EX、Sport、Sport Plus、Prestigeとあり、最高級グレードのPresitigeはエンブレムまわりがシルバーになって残念さを増す(日本で発売予定のセダンも同じ)。
あとはSRがフォグランプがつき、スポルトはヘッドライトが精悍になる。
日本の予告サイトではハッチバックが黒で紹介されているが、ソニックグレイは果たして用意されるのか。
タイプRも予告画像は恐ろしいほど素敵なので、楽しみである。