コークボトルシェイプでガルルルと音をたてながら走るAMG GTの4ドアコンセプトがついに公開された。
オープンのGT Cがブランドイメージとしては象徴的だったが、今回はクーペモデル。
805馬力のモンスタークーペだが、これに家族で乗ろうというのか。
パワートレインの名前はEQパワープラスバッジ。EQパワーはいわゆるEVやハイブリッド的な要素のあるパワートレインだが、なぜかエンジン音は変わらずかっこいい。
じっと眺めていると、家族でも乗っていそうな気がしてくる。
さて、パワートレインは4.0L6気筒ツインターボ。それにモーターが加わる。
もともとGTという純粋なスポーツカーだったからこそ許されたデザインで、ベンツの中でもAMGの中でも異質に無骨にかっこよかった。それがクーペでラグジュアリーというのはイメージとしてはかけ離れたものだったが、あえてそこを融合させるというのは車の未来の一つであると思い込ませる力がある。
マイバッハやEクラスとは違う方向性を持っているのだ。
そして、将来はこのデザインがすべてをのみ込む可能性さえ秘めている。
さて、こちらは2018AMG GT C Roadster(エディション50)。※2分あたりから
今年はAMG50周年なので、AMGが主役なのだ。そして、ブラックエディションのGT Cは爆発的にかっこいい。
そのまま近未来に置かれていてもおかしくない。一応スペックは0-100km/hは3.7sの557hp。
だがしかしC63オーシャン・ブルーエディションの紹介ですぐに消えてしまったエディション50。
さわやかだけど、同時に紹介されたC43ナイトエディションはなかなかアグレッシブだ。
次に説明されたのが、2010年のEVスポーツカーコンセプト。それが進化して、あのGTコンセプトになったと紹介。
「信じて下さい。我々AMGのハイブリッドドライブトレインは、絶対的に魅了します」
0-100km/hは3秒の800hp。例のEQパワーというのは、メルセデスの提唱する電気に関するすべてのデザインのことで、バッテリーを軽くしたり、パフォーマンスのために使ったり、充電時間を短縮させたりといった包括的なものらしい。
EQという言葉自体はメルセデスのEVカーブランド名で、F1でもハイブリッドという名称がEQパワーになっていた。+バッジはハイパフォーマンスの場合の名称のようだ。
GT コンセプトがメルセデスの未来だと思うと、とたん発表されたばかりのEクラスさえ古くさく思えてくる。それでも顔つきはアグレッシブにはなっているのだけれど。
GT コンセプトのコンパクトカーやSUVも見てみたい。