フォルクスワーゲンの最上級クラスであるCCの次世代モデル・アルテオン(Arteon)がジュネーブ・モーターショウでデビューした。
5ドアスポーツファストバックでボディはCCよりも若干長くなっている(60mm。横幅は16mm長く、10mm高い)。
登場したのはRラインなのでホイールなどはブラックでスポーティ。
お披露目したカラーはダークレモンで、コメントには「BMW5シリーズ(実際は4シリーズがライバルか)やアウディA5よりも見た目はいい」「ルノー・テイルズマンみたいだ」「ホンダみたい」というものがあり、高級車にもガンダム的ロボデザインを組み込んできたVWに否定的意見も。
プレミアムカーはいわゆる年齢層が上、おやじ世代が好むのに、アルテオンは少し若者を狙ったようなデザイン感覚がある。
デザイナーいわく、「アスリートのような」「ロングホイールベースの(CCより131mmも長い)」「サルーンを上回る空間性」というのが特長らしい。
サイドビューは直線が美しく見える優れた造形で、プレミアム感はあり。
何よりファストバック・テイルゲイトというだけで大人だ。
フロントは新デザインで、ラジエーターグリルが大きくライトとの一体感がある。ただし、そのカーブの描き方が数年で古くさくなる予感が大。
サイズは4862×1871×1427mm(全長×全幅×全高)。
グレードはRラインの他にエレガンスとスタンダードがあり、新型7速DSG。
ガソリンは1.5Lと2.0Lで、ディーゼルモデルもある。
プラットフォームはパサートと同じ。