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ナスカー好きのアメリカ人が喜ぶカムリROWDY EDITIONⅡが登場 SEMA2017

 

開催中の米SEMA2017(ラスベガス)で、カムリのROWDY EDITIONⅡが公開された。

また、屋外展示場では歴代カムリが展示され、下のビデオでは2分48秒ころに1983の初期型カムリが登場。

その後の全世代がビデオで紹介され、全米での人気のほどがうかがえる。

また、10年ほど前からトヨタはナスカーに挑戦していて、マーティン・トラックス(トゥルーエクス)JRというドライバーが紹介された。

そこで登場したのがマツダのマシーングレーのような色をしたカムリ。その後ろには赤い2018年型トヨタ・カムリ・ナスカー・レーシングも。

その次にアンヴェイルされたのがROWDY。レッドステッチとストライプがシートに施されている。

フードのエアインテークも特長。

ナスカーはインディカーより人気があるとされているカーレースで、NBAやNFLと同格だという。

トヨタは2007年から本格参戦し、その車がカムリだった。

 

市販車を改造したストックカー(実際は)でオーバルコースを何周もするのがNASCAR。

F1人気が凋落するなか、アメリカではこのレースが急成長していた。

車列(トレイン)を作ることでドラフティングという状態になり、前後を押し合いしながらトップスピードが伸びていくという仕組み。

2016年はトヨタが参戦後はじめてマニファクチャラーズチャンピオンとなった。

トヨタはトラックシリーズでもタンドラで参戦し、いろいろと圧倒しているものの、ドライバーズポイントでは各部門でシボレーに敗れている。

 

世界のモータースポーツはF1、WEC、WRC、NASCARとあり、それぞれ欧州と北米で人気が分かれる。

F1を主催するFIAは人気の問題を当然わかっていて、2021年からのレギュレーションについて10月31日に議論を行った。

パリで行われた会議では、FIAが提案をメーカーに提示。1.6リッターV6ターボハイブリッドで、回転数を3000rpm向上させたり、開発コストを削減するといった提案がされている。

 

WECはル・マンを開催する耐久レース。F1と同じFIA管轄で、トヨタも参戦。

WRCは世界ラリー選手権。FIAが開催する世界サーキット型で、世界中にファンを持つ。

2013年から参戦したフォルクスワーゲンが4年連続で優勝したが、2017年は一連のディーゼルゲートの影響で不参加。ドライバーだったオジェがMスポーツに移籍し、つい先日2017タイトルを獲得した。

トヨタはYarisで参戦したが、元々歴史は長く、創設年度の1973年にプライベーター支援で参加し初優勝を達成している。

その後、マニファクチャラーズとしてサファリラリー3連覇。1990年にドライバーズタイトル(カルロス・サインツ 日本メーカー初)、1993年にマニファクチャラーズタイトル。3回目のマニファクチャラーズタイトルを獲得した1999年にワークス活動を終了した。


トヨタはF1は撤退したものの、世界の主要レースで存在感を出し、世界的にはモータースポーツのトヨタというイメージを強くしている。

 

 

 

 

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