マイアミのFJカンパニーはランドクルーザー(FJ40)をリストアする会社だが、その最新作が現行ランドクルーザーを凌ぐクールさ。
今回の「アップデート」で完成したリストアは、サハラ砂漠を往くようなスタイルとレネゲードのモハベサンドのような色合いは2017年でベストの組み合わせ。
元の車体は1981年のFJ43で、それに4.0-liter V6の1GR-FEというエンジンを搭載。
ディスクブレーキは2017 Toyota 4Runnerのもの。
シートがまた茶色革のハンティング感たっぷりTLCボルスタードレカロ。
ドアハンドルやシフトノブなどはガンメタルグレイに塗装されている。外側の色はDune Beigeのマット。
値段はフルレストアで2000万円。半額くらいのプランもある。
エアコンや防水オーディオシステムの追加、パワステ化なども完全分解で行うので、信頼性は抜群だ。
それにしてもマットの砂漠色に茶色革のシートとは、現代に考えられる色の組み合わせとしてこれ以上のものはない。
これでパリの道を往けばアルジェリアやモロッコから到着したかのようであるし、地中海を往けばそのままモナコに行きそうだ。
スーツを着てNYのオペラハウスに到着してもいいし、このマットさを保つためにあらゆることをする。
人生にはそれだけ。この車であらゆるところに出没し、大事に洗って、後席で眠る。
それを実現するために、トヨタに新車として出してもらう。
そんな開発費は、必ずある。
http://autoweek.com/article/sema-show/classic-toyota-land-cruiser-updated-modern-times