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日産マキシマのフェイスリフト 改良されてもしっくり来ないVモーション

2018LAオートショウで公開された新型マキシマをレッドラインがレビューしている。

日本では発売されていないマキシマだが、北米では日産のフラッグシップセダン。

2015年の8代目が現行型で、今回はフェイスリフトを伴う大幅改良。

2018型はこちら。

すでに完成されているデザインに見えるが、フォグライトまわりがトライアングルになり、グリルの下部分のメッキラインがなくなった。

こちらはムラーノとともに紹介されたLAオートショウのイベント。

Cピラーの切れ込みは相変わらずアグレッシブ(アルティマなども同じ)で、リアの造形は勢いのある韓国勢を思わせる。

マツダとはまったく逆の方向を向いているのも面白い。

フロントグリルは相変わらず、「絶対にこれにしなくてはならない」というところまで突き詰められていないテーマになっていて、共感できる人は少ないはず。

よく見るとVラインが微妙に違うし、テールランプもインテリアもいろいろ違うらしい。

このVラインを指で隠すと非常にいい車に見えるのだけど、これは何のために入っているのか。

VモーションというのがフロントグリルにVを入れるデザインの名前らしく、『フロントデザインシグネチャー「Vモーション」』と説明書きがオフィシャルサイトにある。

コンセプトやテーマで統一したデザインを車に注入するのは大事なブランディングだけども、それが本当に絶対そうであるべきかを毎日、毎月のごとく追究されていないと支持は得られないし、駄目だったらどんどん変えて進化させていけばいいだけのことだ。

マキシマはVモーション以外はごく普通にいい形をしているので、デザイナーの中にはVモーションさえなければと思っている人もいるかもしれない。

ファンの中には、インフィニティがあるからいいか…と諦めている人もいるかもしれない。

本当にこのVモーションが素晴らしいデザイン手法なのか、ゴーンはどう思っていたのだろう?