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マクラーレン内紛を象徴するフランスGPの不調ぶり。

F1フランスGPでトロロッソ・ホンダのガスリーはわずか3コーナーで同じフランス出身のオコンと接触としてリタイア。トロロッソの親チームであるレッドブルとホンダの提携が決まった直後だっただけに残念な結果となった。

また、ホンダの前パートナーだったマクラーレンが窮地だ。

内輪もめが報道されてから最初のGPだったが、その騒動を表すかのように結果が出ず、予選でも2台ともにQ1落ち。

バンドーンは「速さがない」とマシンを嘆いた。

そして、本戦ではアロンソが最下位を走り、最後にリタイア(16位完走扱い)。バンドーンも12位。

いったい何がマクラーレンに起こっているのか。

 

内部事情を暴露したのは、英デイリー・メール。給与はあがらず、チョコレートで残業させれるブラック体質が暴かれた。

そのチョコレートがフレッドと呼ばれるお菓子だったことから、フレッド・ゲートとこの一件は呼ばれるようになった。

まず、現場スタッフが上層部と完全に反目し、スタッフが信じる人物に代表を変えるように訴えている。

狙われている上層部とは、エリック・ブーリエを含む4名で、ホンダ時代のドキュメントを観た人には一部おなじみだ。

また、それら上層部が無能なのはドキュメントを見ればわかるのだが、株主と繋がっているのも彼ら。

そのため、株主が納得する形で上層部を一層できなければ意味はない。

 

現在の上層部は以下のとおり。スタッフは彼らをアンタッチャブルズと呼んでいるという。

 

エリック・ブーリエ(レーシング・ディレクター)

マット・モリス(チーフ・エンジニア)

サイモン・ロバーツ(チーフ・オペレーティング・オフィサー)

デビッド・プロビン(オペーレション・ディレクター)

 

そして、CEOはザック・ブラウン。

ブランディングや営業の人物で、いかにスポンサーを得るかを常に考えている人物。

そのために仕事を増やしたり減らしたりする。

ジョン・アラートはマーケティングを管轄するチーフマーケティングオフィサー。マイク・フルーウィットがマクラーレン・オートモーティブのCEO。

 

さて、F1で食べていきたい彼らがこのような困難な状態にあるのは、大手メーカーが強いからだと主張したいが、レッドブルがいる限りそれも主張できない。

マクラーレンは、ただ、遅いのだ。